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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第9章 【交錯する愛をあなただけに…】





引き金なら引いてあげる。
爆発してくれても構わない。
それくらい何ともないわ。
あなたが気の済むまで私を甚振れば良い。




「開き直るの?誰とでも寝ちゃうんだ?大好きだって……愛してるって言ってくれたのも嘘?」




「嘘じゃない………最低なことしてるのはわかってる、わかってるけど……もうサガなの、許してとしか言えない」




なんて滑稽な言い分なんだろう。
納得するわけないよね。
でもスタートした時点でおかしな関係だったじゃない。
今更まともな道には戻れないのよ。
どうする?やめる?
そう聞いてもやめれないくせに。




「僕もわかってる……何回こんなこと繰り返すんだよって自分でも呆れちゃうんだ……結局、十和子さんを困らせる」




私たちに理性って存在するのかな。
理性より先に本能が勝っちゃうから。
仕掛けられた罠にわかっててハマりに行く。




「私は、どうしたら良い?この身体しか、与えてあげれない」




間違いに気付いても強引に押し通してきたよね。
戻れなくなってるのも事実だし、先のない道を選んで彷徨いながら歩いてる。
悪いのは全部私だけど、どう償えば良いのかさえわからなくなってるの。
もう麻痺して動けないのは私の方。




「愛して……ほしいけど、それが偽りだと気付きたくない……目の前で誰かに抱かれる十和子さんを見たくない、そうずっと思ってたんだ、けど………」




「……けど、何?」




ズボンを下ろしてブルンと出てきたオチンチンは完全勃起している。
我慢汁が溢れてて落ちそう。
交互に見てしまう。




「どうしたら良い?僕もわかんない……親父から十和子さんを奪う気でずっと居たけど、途中から親父以外に抱かれてたり壊れかける十和子さんを見たり想像しただけでイキそうになるんだ」




縦にヒクヒクして揺れてる。
コントロール出来ずに射精し、顔にまで掛かった。
何もしていないのに。




「ハァハァ、今日はアイツとシたんだって思ったらこのザマだよ、心と身体が別行動する……イってる十和子さんが頭に浮かんでどんどん出ちゃうよ」




バンザイするのをやめた。
起き上がってその手は一颯くんを抱き締める。








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