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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第10章 【狂愛の巣窟〜ラスト・シーン〜】





「今は、今の関係で構いません、来てくれただけで心底嬉しいですしこの縁を大切にしたいって思ってます!だから、まだまだ僕にチャンスをください……もっと自信持てたら僕からもお誘いとかしても良いですか?」




そんなことしてたら私幾つになるんだろう?
健気に待ってるタイプじゃないんだけどな。
でも大丈夫、夢くらいは見させてあげる。
言われてるうちが華だし、それを目標にして励めるんならあなたにとってプラスになるわけじゃない。




「私、積極的な人がタイプなんですけど?」




「えっ!?あっ……ハイ」




真っ赤になってテンパってる姿、少し覗き込んで誂う。




「アハハ、冗談です、待ってますね」




ガッツポーズするなんて、他のスタイリストさんたちにバレてしまいますよ?
まぁ、頑張ってください。
おそらく靡かないけど、火遊びくらいは相手してあげる。
なんて、私が考えてるとは微塵も思わないだろうな。
良いわ、泳がせておくね。






「あんっ……あんっ……ダメっ……んんっ」




「やっとあなたを堪能出来るんだ、止まりませんよ、腰が…っ」




「あぁっ……あぁっ………イク…っ」




定期的に通う歯科クリニックの担当歯科医師、西村祐一とも関係を続けています。
甘いマスクだけど未だに独身で2度ほどプロポーズを受けました。
既婚者だと知らせているのになかなかのせっかちさんです。
身体の関係だけで…とお願いしたら最初は受け入れてもらえなくて何となく連絡も遠ざかりフェードアウトしようかと思っていた。




そんな矢先に来る定期検診。
病院自体変えても良いんだけど、私はわざと会いに行く。
気持ちが昂らなければそれまでの関係だし、何もなかったテイで行く。
慌てて次の約束を漕ぎ着けてきてホテルに居る今は、初めて一線を越えた時のように激しく淫らに混じり合っている。




目隠しされたり縛られたり、ストッキングをビリビリに破いて激しく突き上げられる。
少しだけアブノーマルなセックスをしてくれるから本当は重宝したいところ。




「ずっとこうしたかった、もう放置しないでください…っ」




「んんっ……んんっ………ハイ…っ」








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