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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第5章 【溺れる覚悟はありますか…】

「ねぇ、誰?初めて聞く名前だな」
「ハァハァ……ハァハァ……中学、高校と一緒だった子です、フェイ○ブックで繋がって……」
「ふーん、そうなんだ、男じゃないよね?」
「んんっ……違…っ」
タップしてメッセージ画面を見せた。
アイコンも女性を後ろから映した写真で子供の写真もチラホラ載せている普通の主婦。
「会うの?その子の旦那さんとか会わないようにして?」
「んんっ……離婚、してるから…っ」
「そう、シングルだからって男が居るようなところ行かないようにね?十和子は既婚者で俺が居るってこと忘れないように」
「……はい、わかってます」
「今からこの身体に刻み込むね?浮気出来ないように」
「へ……?まだするの?」
「まだって………まだ4回しか出してないよ?十和子もまだイケるよね?」
「んんっ……あんっ……も、もう許して」
「ダメだよ、まだまだ教え込まなきゃ」
最近、特に支配欲が漲っています。
全てお見通しなくせに嫉妬深いセックスを与えてくる。
徐々に、時間をかけて私を壊す快楽を得ているようです。
気付いているのでしょうか。
“優子”などは存在しません。
捨てアカです。
彼は“優子”と名乗らせている。
きっと今は主人と愛し合っているのを見越してメッセージを送ってきたのでしょう。
来ない返事を延々と待っていれば良いわ。
この後、私が返事をしたら証拠となる動画でも送り付けてくる?
撮れたの?偉いね。
「返事、しないの?」
そう煽ってスローピストンに変わる。
少しだけ振り向いてお強請りする私は好きでしょう?
「イヤ………他のことしたくない、お願い……亨さん、壊して……亨さん以外何も考えられなくして」
「はぁー、本当、困らせるのが上手い奥さんだよ」
ベッドに手をついて反り上がる私を押さえつけながら激しいピストンでイキ地獄を味わせる。
「もうダメ」と言っても言っても終わらない。
叩きつけるような重いピストンで私は意識を手放した。

