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私の彼は…若頭なんです。
第2章 痛む傷。
玄関に行くとちょうど右京さんが靴を脱ぎ終わった所だった。

「お帰りなさい。」

「あぁ、ただいま…。」

右京さんから帰ってきた言葉は少し元気のない声だった。


そのまま寝室に行き、スーツからラフなカッコへと着替える右京さん。

私は右京さんから渡された上着などをハンガーにかけていった。


この間、普段なら会話が弾むはずなんだけど…。


無言で着替える右京さんで、何故か私も自然と黙りしてしまった。


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