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生きた少女を生贄に
第3章 生け贄の証
翌朝、眩い光で目が覚めたオラ。


目の前には、美雨の眠ってる横顔があった。

胸が一瞬高鳴るほどの美貌の持ち主で朝の一発を噛まされてしまった。


マジマジと美雨の顔を眺めて居ると、美雨の口元がゆっくりと緩み


「そんなにマジマジと我がを見つめるな…穴が開いてしまうだろうが(笑)」



「なっ…起きてたのが?」

「あぁ、お前が起きる数時間前にな」

「どうして起こしてくれなかったんだ?」
「気持ち良さそうに寝てたし、それに滝、お前は生け贄と決まった日から全然寝て居なかったであろう?」


「っ…どうして分かったんだ…寝ていないって。」

「見てれば分かるわい…昨日お前を迎えに行った時、目の下が黒くなっておったから、日付が変わる度に怯えて寝ておらぬんだなと、すぐにな。」


「そうか…。」

「それより、気分はどうじゃ?」
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