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第9章 LOVE Lesson ハヤト

ハヤトの指先が確実に、狙い定めて責めてくる…突かれ、震わされ、その度脳の真ん中がクラクラしてしまう。

「ひゃっ！はぁあぁーーんっ！！あっ…あん…。」

仰け反り喉から声にならない喘ぎが出る。

「琴海さん！いいよ！今、凄く淫乱な顔して魅力的だよ！」

恥ずかしい事を言われても、どうでも良かった…。

不道徳感に苛むより、快楽に溺れて現実を忘れたかった。

麻薬より確実なハヤトの術中に、見事に堕とされていく。

「はぁ～ん…あっ！…イイッ…。」　

グチュグチャ…ヌチャ…。

愛液が滴る音が、妙に気持ちいい…。

「はぁ…はぁ…あんっ！」

口からヨダレも流れ出る。

「ははっ！もっと乱れてよ！琴海ぃ～！」

ハヤトの指は更に奥へ、突いてくる。

「はぁうっ！あはっ…。」

涙も自然と流れていた。

本能的に、あの人の名前を心で叫ぶ。

セイジ…セイジ…早くぅ～。

「セイ…あっ…。」

瞬間…ハヤトの指が止まる。

「琴海…誰？…誰を呼んだの…。」

低い…地を這うような声…。

「あっ……誰でも…ない…。」

どうしよう…何かされちゃうかも！？

ハヤトは目を細め

「そう…じゃあ、喘ぐ代わりにハヤトって叫んだら、早く終わらせてあげるよ。」

ウソ…そんなに、勝ちたいの？

私は一番選んじゃいけない組み合わせを引いてしまったんだわ…。