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悪魔みたいな幼馴染
第9章 09

その日は俺が言ったからか、オムライスを作ってくれた。


千紗から話しかけてくることは無かったけど俺が話しかければ返事はしてくれる。


飯を食べ終えても帰れとは言われない。


千紗がシャワーを浴びている間、ソファでゴロゴロしていると眠くなってくる。

千紗の匂いに囲まれてると安心する。









「……く、……凜空、起きて」

「あ、寝てた…」

「帰りなよ」


気が付けばソファで寝ていて、千紗が俺の顔の横に屈んでいた。

このまま抱き寄せたい気持ちを押し殺して起き上がった。


「ここで寝ても───」
「駄目」


早……。


「どうしても?明日休みだし1人だと落ち着かないしさ」

「誰か呼べばいいでしょ」

「誰もいない。ちぃと居たい」

「………あっそ」
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