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悪魔みたいな幼馴染
第3章 03
「じゃあさ、俺じゃだめ?」
「え…?」
何、どういうこと…?
160cmある私でも少し見上げてしまうほど、健吾くんは身長が高い。
見上げた先には、ニヤリと口角を上げた健吾くんの顔がある。
でも、口は笑っているのに目は怖い。
一歩下がれば、健吾くんは一歩近づいてくる。
次第に校舎の壁に背中がついて、逃げられなくなってしまい、恐怖が込み上げてきた。
「俺の彼女にならない?」
は…?
この状況で、なる訳ない…。
家まで送ってくれて、LINEでも優しかったのに、この人はなんなの…?