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悪魔みたいな幼馴染
第5章 05

「ちぃ、なんで今日置いてったの。朝ごはんの時起こしてくれればいいじゃん」


はぁ…。

朝ごはんを用意してあげただけ感謝して欲しいんだけど。


「鍵返して」

「え~やだ」


ご飯と一緒にスペアキーを置いてきた。

そうしないと鍵が開けっ放しになるからしょうがなく。

でもこのまま凜空に持たせておくと、勝手に入ってきそう。


「早く。くれないなら鍵変えてもらう。もう何があっても部屋に入れないから」

「ケチ」


嫌な顔をしながら渋々ポケットから鍵を出し、私の掌に置かれる。

隣にいる凜空に見向きもしないで亜美と止まってしまった会話を再開させると、知らぬ間に凜空はいなくなっていた。

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