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悪魔みたいな幼馴染
第6章 06
「あぁ…っ、凜空…待っ……ッ」
「痛い?」
「少し…っ、」
痛いと訴えれば無理矢理することはなく、動きを止めてキスをしてきた。
口内を掻き回す舌が上顎を擦ると身体がピクっと反応してしまう。
それを何度も繰り返され、唇が離れた時、
「ちぃ、全部入ったの分かる?」
と顔を覗かれた。
確かにお腹の圧迫感が凄くて痛いと言うより苦しい。
何故だか分からないけど、目尻からは涙が流れてしまった。
その雫を親指で拭われ、大切なものを触るかのように優しく頬を撫でられて分かった。
きっと色んな女にこんな風に接しているんだ、と。
だから勘違いするんだ。
凜空に愛されているかもしれないって───…