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悪魔みたいな幼馴染
第8章 08
でも時間が解決すると思ったのは大間違いだった。
1週間経っても千紗と喋ってもいなければ、たまに目が合うと逃げられる。
言いたいことがあれば言えばいいのに、避ける意味がわからない。
喧嘩しても次の日にはケロッとしてるくせに今回はとことん避けられてる。
「凜空くん、このあと暇~?」
猫撫で声の女に目を向ければ、物欲しそうに上目遣いをしてくる。
そう言えば最近ヤッてない。
見た目はまあまあだし、イラついてるしコイツで性欲満たすか。
「今ね、あそこの講義室使ってないみたいなの」
「ふーん」
そこに歩き出すと、女は俺の腕に自分の腕を絡めてきた。
下心丸出しで馬鹿みたいだ。