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Biastophilia💋
第1章 Biastophilia
こうして無一文になった私は、無縁だったAVの世界に身を投じる事になった。
理由は簡単。
前科があっても比較的受け入れてくれる業界で、手っ取り早く稼げるから。
デメリットは、ネット上に自分の卑猥な動画や画像が一生上がってしまう事だったけど、失うものが無い私にとっては、些細な事だった。
出来るだけ、有名で大手AVプロダクションを調べ上げた。そこに直接応募して面接をしてもらったの。
女は美貌だわ
そう、つくづく実感したの。
「未経験ですが、裸になる事に抵抗はありません。苦手なプレイも特に有りません。」ってニコニコ笑っていただけなのに、簡単にクリアした。
とんとん拍子に話が進んで行って、ビックリしたけど、面接の最後、部屋から出て行こうとした瞬間、プロダクションの社長に呼び止められた。
あの「佐々木 千秋」がこんなに別嬪だとは知らなかった。って。
上機嫌に耳元でそう囁かれた。
私の起こした事件をまだ覚えている人が居るなんて...って衝撃だったけど、私は一切顔には出さずに「お気に召したようなら何よりです。」って答えたの。
「しっかり働けよ。子猫ちゃん」
耳たぶをねっとりしゃぶられながら、喝を入れるかのように、私は社長にお尻を叩かれた。
社長は前科がある人でも特に問題が無かったみたいだった。