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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第24章 美幸と美月
ガヤガヤと3人娘と真田氏も外に出てきた。
すれ違いに美幸は店内に1人で入って行ってしまった。

「美幸ちゃん…。」

梨果は美幸の後ろ姿を見送っていた。

「美幸にとっては残念だけどこれが採用されたらしい。何枚か候補にはなったらしいがね。」

「そうですか…。」

「父親としちゃ美幸をセンターにしたかったが…。この写真は梨果ちゃんにフォーカスが合っていて美幸は少しピンがボケてるんだ…。」

確かによくみると美幸からピントがずれていた。

「梨果!凄いじゃん!めっちゃ可愛いよ!」

「うんうん。」

奏音と美月は親友の晴れ姿に純粋に喜んでいた。

「あ、ありがと…。」

美幸の表情を見た梨果は素直に喜べないようだった。

真田氏が耳打ちしてきた。

「今回は美幸には可哀想だった。でもまだ本人には言っていないのだが、実は次の仕事にも良かったらと2人に声がかかってるんだ。梨果ちゃんにも言っておいてくれ。」

写真館を後にしたが、美月と奏音は家まで付いて来た。

(このあと何かあるのか?)

近所だとこの目立つ3人と歩くのは正直辛かった…。

ガラガラガラ

「ただいまー。」

奏音が言った。

「あんたんちかっ!」

梨果が突っ込んだ。

「いやいや、そのうち自分ちになるかもじゃん。」

「しー!気が早いよ。」

(???)

「おじゃまします。」

友也の靴があるので部活を終えて帰宅しているようだ。

「父さんは?」

「いるよ。みんな居間に入って。」

仕切る梨果。何が始まる?

「おじさん座って、今日は友也くんから話があります。」

「はぁ…、何だ改まって。」

「と、父さん、お、俺…奏音さんとお付き合いする事になったんだ。」

奏音が友也の横に座る。

「お父様、お許しください!」

「は?結婚じゃあるまいし中学生が誰かと付き合うって親にいちいち言うの?」

「え?言わないの?」

「ねえ、誰か付き合ったことある人いない?」

「……。」

誰も返事なし…。

「父さんはそんなこと言ったことないぞ。」

「「「「ええー!言わなくていいんだ!」」」」

声を揃える4人…。

「なぁんだ…緊張して損した。」

「いや、でも言ってくれて嬉しいよ。お祝いをしよう。みんな時間大丈夫?」

「はい。家に電話すれば…。」

顔を見合わせ頷く奏音と美月。
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