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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第34章 一泊温泉旅行①
男湯と書いてある暖簾をくぐり脱衣所に入る。

「きれいな旅館だよね。」

「そうだね、間取りもゆったりしているしいい旅館だ。」

早々に裸になり浴場を目指そうとするが、友也がなかなかパンツを脱ごうとしない。

「どうした?入らないの?」

「いや、さ先行ってて。」

おそらく久々に父親に裸を見られるのをためらったのだろう。確かに毛も生えない時期から一緒に風呂など入る機会がなかった。

かけ湯をし内湯に浸かってしばらくすると浴場の扉を開けて友也が入ってきた。タオルを腰に巻いて性器を隠していた。
かけ湯をし、私を見つけると同じ湯に浸かりにきた。

「お湯あっつー!」

「じき慣れるよ。」

「……。」

2人になると会話が思いつかない。

「……。」

「…露天風呂もあるぞ。」

「マジ?行こうよ露天。」

「混浴だよ。」

「え?」

「混浴だよ。この時間は。」

「は?!」

「行くか。」

「ちょっと待って、それって奏音たち知ってるの?!」

「梨果には言ってあるよ。」

「はあ…よかった。じゃあ来ないね。」

「行ってみようか。」

「う…うん。」

“これより先は混浴です”という注意書きがされた扉を開け2人で露天風呂に出る。3月のまだ寒い空気が濡れた裸の身に刺さる。

「さっむ!」

日没までしばらくある明かるい露天風呂。見渡すと我々と同じく夕食前に入りにきた宿泊客でにぎわっていた。
客層は年齢も様々な男性がほとんどで、夫婦と思われる男女と若いカップルも数組いた。
中でも目をひいていたのは卒業旅行なのか大学生風の女子グループがおり面白半分に混浴にやってきた様子でキャッキャと盛り上がっていた。

「友也、あっちの女子グループがいる方に入ろう。」

「やだよ!こっちでいいって!」

「いいからいいから。普段タダで女子の裸なんて見られないぞ?」

友也の背中を押して女子グループのいる浴槽まで行く。
3人組の彼女らは同じような茶髪にしているが乳房の大きさは様々だった。無色透明な湯に浸かった彼女らの裸体が確認できた。

タオルを岩の上に置き、ぶら下がったペニスを丸出しにしてから湯に浸かる。股間に女子たちの視線を感じる。騒いでいた彼女らの会話が少なくなった。
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