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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第35章 一泊温泉旅行②
「ああ!あのCMのセーラー服の子?可愛いと思ってたんだよねー。」

「てかこの子さっき混浴にいた子じゃん。芸能人だったんだ。すげ!」

「え、いや、芸能人ではないです…。」

「は?!こんな子が混浴にいたの?!くそー俺もその時いればよかったー!」

「やたら目立っててやっぱりオーラが半端なかったよ。綺麗な身体でめちゃくちゃ勃起した。」

「この子中学生だよね。こんな可愛い女子中学生が混浴にいたの?見た奴羨ましすぎる!ね、もう一回入ろうよ。」

「ごめんなさい、人を待たせているので…。」

「えーいいじゃん。一回混浴入ったんでしょ?俺らと入っても一緒じゃん。」

人集りをかき分け梨果の手を取る。

「はいはい、すみませんね。うちの子なので失礼しますよ。」

「ちぇっ、親と一緒かよー。」

手を引いてその場を去る。
人集りは散って行った。

「梨果、ひとりで行かせてごめんね。」

「ううん、ビックリしちゃった。ありがとうおじさん。」


再び卓球場でみんなと合流し部屋に戻った。

「わー、お布団敷いてくれてたんだね。」

私と友也の部屋に集合する。

「汗かいたからまた温泉入りたいね。」

確かにみんな卓球で汗をかいていた。

「大浴場はやめておこう。さっきロビーで梨果が宿泊客に絡まれてね。身バレした可能性あるから。」

「友也くんはまた奏音と隣の部屋の露天風呂入れば?」

「そうだよ、そうしなよ。」

梨果と美月が勧める。

「えっ?!バレてた?」

奏音が焦る。

「そうさせてもらおうかな…。」

「ちょ、友也!」

友也と奏音が私の顔を伺う。

「奏音さんさえ良ければそうすれば?」

「う…うん。奏音どうする?」

「…うん、いいよ。」

「「ヒューヒュー!」」

「ちょ!やめてよー。」

友也と奏音は隣の部屋の露天風呂に入りに行った。


「……。」

「……。」

無言になる梨果と美月。

「2人ともお風呂はどうするの?」

一応訊ねてみた。

「う、うん、美月。先入っていいよ。」

「いや、梨果先に入りなよ。」

「……。」

「……。」

何なんだこの2人は…。
埒があかないので私が先に入ることにした。

「じゃあ、私が先に入るよ。えーとビールビールっと。」
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