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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第45章 無断外泊
「お、お父さん?」

「あ、ああ…。」

私から目を逸らして画材を用意する父。
愛用の椅子に座って改めて私を見る。

「…もう少しこっちにおいで。」

恥ずかしさのあまり部屋の隅でモジモジとしていた私を手招きする。恥部を隠したまま従う。
ダウンライトが当てられたその場所は昔から決まった立ち位置だった。思えばこの場所に裸で立つのは9歳の時以来だった。

「梨果、済まないが胸の手をどけることはできるかな?」

「…わかった。」

恐る恐る両方の胸を隠してた左腕をどかした。

(ううっ…恥ずかしいよぉ。)

「ほぉ…。やはり美しいバストだ。」

「もう、やだお父さん。恥ずかしいこと言わないで。」

「いや、正直ここまで美しいバストはなかなかない。半年前より少し大きくなったから更に素晴らしいよ。」

「もうやだ言わないで!てか大きさ変わったのわかってコワいよお父さん。」

キャンバスに下書きを始める父。

「キャンバス?油絵にするの?」

「ああ、きちんと作品として仕上げたい。ダメかな?」

「出展するの?!」

「いや、まだそこまでは考えていないけどね。」

「そっか。」

「……。」

無言で描き続ける父。沈黙の中に隣の家の犬の吠える声が聞こえた。

「辛かったら動いてもいいよ。コーヒー飲みながらリラックスしよう。」

「うん。」

傍らに置いたコーヒーカップを手にして一口飲む。

「おっ…。梨果、見えてるけど大丈夫?」

性器を隠していたことを忘れてコーヒーカップを両手で持ってしまっていた。

「いやっ、見ないでお父さん。」

「…あ、ああ。でも隠さないで自然にしてておくれ。」

私のアソコは小学生みたいに毛が少なくて立ったままでも丸見えなのがコンプレックス。他の女の子たちは毛で隠れるのに…。まぁ美月は例外だけど。

「ふぅ…ふぅ…ふぅ…。」

下書きを続けながらも父の息が荒くなっていたのに気が付いてた。もしやと恐る恐る父のズボンの股間をみるとやっぱり”ぼっき“していた。

「お父さん?」

「…ん?」

「だ、大丈夫?」

「な、何がだい?」

「お、おちんちん、大きくなってる…。」

「えっ!…あっ!済まない梨果!許しておくれ。」

生理現象とはいえ過去のトラウマを思い出させてしまったと焦ったのか平謝りする父。

「もう、お父さん済まないばっかり言ってるよ。」
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