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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第50章 美月と初デート
「おじちゃんとの初デート楽しかった。」

「日用品の買い物しただけだよ?」

「うん、でも2人きりは初めてだから…。」

「そっか。もっと良いところに連れて行ってあげればよかったね。」

「…ううん、いいの。梨果に悪いから。これで満足。」

「…そっか。」

夕方になり陽が傾いてきた。

「…明日からテストかぁ。残念だけどそろそろ帰って勉強しないと。」

「駅まで送るよ。」

「あい。」

改札口まで美月を送る。切符を買ってあげ自動改札に通す。

「じゃあまたね。」

「…うん。じゃあね、ありがと。」

ホームへ降りる階段まで歩いて再び振り向き手を振る美月。手を振り返すと笑顔を見せてホームへと降りて行った。

「…さて、帰るとしますか。」

プルルルルルルルル♪

携帯電話が鳴った。もしや梨果に何かあったかと焦り電話に出る。

『父さん?今家に電話があったんだけど…。』

電話の主は友也だった。

「ん、誰から?」

「古川英二文学賞選考委員って言ってたけど…。すぐに連絡取りたいって。」

「…あ、そう。わかった。もうすぐ帰るよ。」

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