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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第54章 梨果の性徴
結論としては許可が下りた。専務曰わくスキャンダラスな出来事でなく公序良俗に反していなければ問題ないとの事だった。それより大久保専務は梨果のヌード絵画自体に興味を示し、公開の際は是非連絡してほしいとの事だった。

「あの騒動以来、大久保専務は梨果がお気に入りだからなぁ…。」

そもそもこの世で梨果を気に入らない男なんているのだろうか…。

一応この件を懸念していた真田氏に連絡する。

「河海塾に確認しましたよ。梨果のヌード絵画公開の許可が下りました。」

『そうか、一応美幸の事務所にも確認してみるよ。』

「お願いします。」

確かに河海塾のCMで共演している真田美幸サイドにも問い合わせたほうがいいだろう。

「父さん、腹減ったよ。お昼どうするの?」

二階から友也が下りてきた。時計を見ると既に13:00を過ぎていた。

「おっともうこんな時間か。焼そばでも作ろう。」

冷蔵庫を開けて食材を確認する。

「ふー、スッキリしたー。おじさんお腹すいたー。」

ちょうどその時、梨果がタオル一枚巻いた姿で風呂から上がってきた。

「ちょ!梨果さん!またそんな格好で!」

「あ、友也くんやっと起きたの?もー、このくらいでいい加減騒がないでよー。」

「全然慣れないよ!」

「だからいつまでも童貞なんだよ。」

「はぁ?…父さん?!例の件喋ったでしょ!」

「あ、ごめん。」

「ヒドイ!」


キャベツたっぷり焼そばを三人前つくって食べる。

「奏音も言ってたよ。あれから友也くんが素っ気ないって。自分が悪いんだから奏音がかわいそうだよ。」

「はい…。気をつけます。」

「あんなにエッチな本持ってるのにまだ女の子の体に慣れないの?」

黙って聞いているが散々な言われようである。

「本と現実とは全然違くて…。」

「なら私で訓練する?」

「は?!いや、いいよ!」

「梨果じゃ慣れないんだよ。」

そこは口を挟んでおいた。

「それどういう意味?」
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