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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第56章 古川賞晩餐会
「あっ!角山会長、これはこれは。あ、ありがとうございます。」
出版業界最大手、その経営は出版業界にとどまらずメディア界の全てを網羅しているといっても過言ではないグループ企業の創業家会長だった。
「なかなかやってくれますな一条院先生。愉快愉快!さすがの私も驚きましたよ。話題の彼女を私にも紹介してもらえますかな?」
「あ、ええ。彼女は梨果と申します。」
「なんと美しい少女。花凜の原案…でよかったかな?」
「会長にまでお読みいただいたようで光栄です。まぁご想像にお任せいたします。」
同じ返答をした。
そして角山会長は梨果に向く。
「はじめまして。梨果さんはおいくつかな?」
「はじめまして。14歳で中学三年生です。…おじいさんはどちら様?」
「ちょ!梨果…。」
ざわつく取り巻き。肝を冷やす。
「これは失礼しました。」
そう言い梨果に名刺を差し出しす角山会長。彼はめったに名刺を渡さないので有名だ。取り巻きの社員が驚いている。
「角山さん…?どこかで聞いた覚えが。」
(あのねぇ…。)
女子中学生じゃタレントは知っていても財界人は知らないのだろう。けどさすがに角山の名前くらいは耳にしたことがあるのは当然だ。
「中学生三年生といえばうちの孫娘と同じだね。少し待っておくれ。おいキミ、奏音をここへ。」
「え?」
「お呼びですかお爺様。」
人並みを分けて登場する青いドレスの美女。
「「はーーー?!」」
「えっ?!梨果にお父様?!」
「「ええーーーっ!!」」
「そういえば奏音の名字って角山だった!どうりで聞き覚えがあると思ったよ。」
「そっちかよ!」
思わず素で突っ込んでしまった。
「なんだね?君たちは知り合いだったのかい?わははははは!愉快愉快!こんなに愉快な日は久しぶりだ。」
演奏を終えた美月もやってきた。
「梨果…奏音…。凄い偶然…。」
「おじちゃんもびっくりだわ。」
「おじちゃんがあの一条院巴だっていうのも含めてね…。」
「なんか私の事なんかすっかり色褪せた気がするよ…。」
(奏音が角山家の令嬢!友也が暗殺されるー!!)
出版業界最大手、その経営は出版業界にとどまらずメディア界の全てを網羅しているといっても過言ではないグループ企業の創業家会長だった。
「なかなかやってくれますな一条院先生。愉快愉快!さすがの私も驚きましたよ。話題の彼女を私にも紹介してもらえますかな?」
「あ、ええ。彼女は梨果と申します。」
「なんと美しい少女。花凜の原案…でよかったかな?」
「会長にまでお読みいただいたようで光栄です。まぁご想像にお任せいたします。」
同じ返答をした。
そして角山会長は梨果に向く。
「はじめまして。梨果さんはおいくつかな?」
「はじめまして。14歳で中学三年生です。…おじいさんはどちら様?」
「ちょ!梨果…。」
ざわつく取り巻き。肝を冷やす。
「これは失礼しました。」
そう言い梨果に名刺を差し出しす角山会長。彼はめったに名刺を渡さないので有名だ。取り巻きの社員が驚いている。
「角山さん…?どこかで聞いた覚えが。」
(あのねぇ…。)
女子中学生じゃタレントは知っていても財界人は知らないのだろう。けどさすがに角山の名前くらいは耳にしたことがあるのは当然だ。
「中学生三年生といえばうちの孫娘と同じだね。少し待っておくれ。おいキミ、奏音をここへ。」
「え?」
「お呼びですかお爺様。」
人並みを分けて登場する青いドレスの美女。
「「はーーー?!」」
「えっ?!梨果にお父様?!」
「「ええーーーっ!!」」
「そういえば奏音の名字って角山だった!どうりで聞き覚えがあると思ったよ。」
「そっちかよ!」
思わず素で突っ込んでしまった。
「なんだね?君たちは知り合いだったのかい?わははははは!愉快愉快!こんなに愉快な日は久しぶりだ。」
演奏を終えた美月もやってきた。
「梨果…奏音…。凄い偶然…。」
「おじちゃんもびっくりだわ。」
「おじちゃんがあの一条院巴だっていうのも含めてね…。」
「なんか私の事なんかすっかり色褪せた気がするよ…。」
(奏音が角山家の令嬢!友也が暗殺されるー!!)