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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第57章 花凜と性交
「お父様、わたしもー。」

「奏音お嬢様のお口に合うものがうちにあるかな。」

「父さんなんなの?さっきから奏音お嬢様って。」

「そうですよ。やめてくださいお父様。」

「おじちゃん私もお腹すいた。」

「美月さんは会場で結構食べてたけど…。」

「友也くんは夕飯食べたの?」

「うん、あの後松乃さんと髪結いさんと3人で食べたよ。」

「何食べたの?」

「神楽坂の料亭で。松乃さんの知り合いの料亭なんだって。」

「「「「いいなー!」」」」

「…まったく声を揃えて…はいはい、わかりましたよ。みんなお疲れのようだから俺が何か作るよ。」

「よっ!友也くんはいい旦那になるよ奏音。」

「ちょ!梨果、とても友也が奏音お嬢様の旦那なんて…。」

「えー!応援するってこの間決めたばかりじゃん!」

「あー、えー、あー、うん…。」


友也が3人娘に雑炊を作った。

「寝る前の胃に優しーし暖まるー。」

3人娘はホクホクと雑炊を食べていた。

「ところで奏音と美月さんはなんで晩餐会に?」

「私は演奏を依頼されて。」

「へぇーさすが美月さん。奏音は?」

「お爺様の付き添い。うちは昔から出版関係の仕事をしてるの。」

「そういえば会社やってるって言ってたね。製本工場かなんか?」

「まあそんな感じー。」

「いやいや友也、角山グループだよ。」

奏音本人はぼやかそうとしているので私が説明する。後々友也が粗相でもしたら大変だ。

「え?」

「奏音様は角山グループ創業家のお嬢様だ。」

「角山奏音…。ってあの角山?!」

「そういうことらしい…。」

「ええーーー!!!」

「会長さん普通のいいおじいさんだったよ。」

雑炊をスプーンですくいながら話す梨果。

「梨果は普通に接しすぎだよ。失礼がないか肝を冷やしたよ。」

「ううん、大丈夫です。優しいただのお爺様ですよ。周りが勝手に腫れ物に触れるように扱ってるだけなんです。」

(確かに奏音さんも超お嬢様なのにとても接しやすい。これも血筋なのかもね。)


時計を見ると23時を回っていた。

「さて、申し訳ないけど私は疲れたから先に風呂に入って寝させてもらうよ。」

「はーい。」

「おじさんが出たら奏音と友也くんは一緒にお風呂ね!」

「「ええーっ!!」」

(子供たちは元気だなぁ…。)
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