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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第61章 合法的で壮大な露出
「おじさん着いたよ、起きて。」
「あ…ああ。」
梨果に起こされ六本木駅で降り改札を抜ける。
「よお!来たな。」
真田氏と富山氏が改札出口で我々を待っていた。
「どうしたんですか?こんな所で。」
「おい、凄い反響だぞ。」
「え?そうなんですか?」
「昨日のプレス向けの公開で先生の絵のモデルについての話題で持ちきりだったぞ。」
昨日は本日の一般公開の前に取材など法人関係者限定の公開があった。富山氏は講師の準備の手伝いで昨日から来ていたようだ。
「美術館前は開館前からそれを嗅ぎつけた観覧客でごった返していたぞ。」
「そんな状況だったからあんたらが見つかったら大変だと思ってここに戻って待ち伏せしてたんだよ。もし行きたいなら変装でもして行った方がいい。」
「まさかそんな事に…。気を使っていただいてすみません。」
梨果はバッグから伊達眼鏡を出して掛けた。
「さすが梨果ちゃん。ほら、あんたはこれでもしな。」
富山氏が風邪用のマスクをくれた。
「よし、いざ出陣!」
「出陣って……。」
4人で美術館を目指す。
「うわぁ!凄い人。でもここ素敵な美術館だね!」
梨果が歓喜する。
「あぁ…確かに人がいっぱいだ。チケット買うのも行列だ。」
「ほれ、チケット。」
富山氏が梨果と私の分のチケットをくれた。
「よし、気が付かれないように粛々と行こう。」
人の流れに合わせて入場する。今回の企画展のブースを目指す。
「あっ……。」
歩みを進める先に人集りになった大きな裸婦画があった。
まさしく梨果のヌードだ。
己の裸像を改めて公共の場で見て立ち尽くす梨果。私もその絵が放つオーラに圧倒された。
「もう少し近くに行って見よう。」
人波をかき分けて奥へ進む。梨果の一糸纏わぬ大きなヌード画を大勢の観覧客が見ている。
「写真みたいだなぁ。」
「これって例の子だよね?」
「絶対あの子だよ、あの小説の。」
「CMにも出てる子だよね。」
「あの子のヌードなんて……。」
「確かまだ中学生とかだったよね。」
「これ作者の娘らしいよ。」
「たまんねー。」
「形のいい胸だね。」
「下腹部の生えかけの毛とスリットが生々しい……。」
「絵なのに勃起しちゃったよ。あはは…。」
「あ…ああ。」
梨果に起こされ六本木駅で降り改札を抜ける。
「よお!来たな。」
真田氏と富山氏が改札出口で我々を待っていた。
「どうしたんですか?こんな所で。」
「おい、凄い反響だぞ。」
「え?そうなんですか?」
「昨日のプレス向けの公開で先生の絵のモデルについての話題で持ちきりだったぞ。」
昨日は本日の一般公開の前に取材など法人関係者限定の公開があった。富山氏は講師の準備の手伝いで昨日から来ていたようだ。
「美術館前は開館前からそれを嗅ぎつけた観覧客でごった返していたぞ。」
「そんな状況だったからあんたらが見つかったら大変だと思ってここに戻って待ち伏せしてたんだよ。もし行きたいなら変装でもして行った方がいい。」
「まさかそんな事に…。気を使っていただいてすみません。」
梨果はバッグから伊達眼鏡を出して掛けた。
「さすが梨果ちゃん。ほら、あんたはこれでもしな。」
富山氏が風邪用のマスクをくれた。
「よし、いざ出陣!」
「出陣って……。」
4人で美術館を目指す。
「うわぁ!凄い人。でもここ素敵な美術館だね!」
梨果が歓喜する。
「あぁ…確かに人がいっぱいだ。チケット買うのも行列だ。」
「ほれ、チケット。」
富山氏が梨果と私の分のチケットをくれた。
「よし、気が付かれないように粛々と行こう。」
人の流れに合わせて入場する。今回の企画展のブースを目指す。
「あっ……。」
歩みを進める先に人集りになった大きな裸婦画があった。
まさしく梨果のヌードだ。
己の裸像を改めて公共の場で見て立ち尽くす梨果。私もその絵が放つオーラに圧倒された。
「もう少し近くに行って見よう。」
人波をかき分けて奥へ進む。梨果の一糸纏わぬ大きなヌード画を大勢の観覧客が見ている。
「写真みたいだなぁ。」
「これって例の子だよね?」
「絶対あの子だよ、あの小説の。」
「CMにも出てる子だよね。」
「あの子のヌードなんて……。」
「確かまだ中学生とかだったよね。」
「これ作者の娘らしいよ。」
「たまんねー。」
「形のいい胸だね。」
「下腹部の生えかけの毛とスリットが生々しい……。」
「絵なのに勃起しちゃったよ。あはは…。」