パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第66章 海だよ！全員集合

とんだサプライズだ。昨夜見たCMでもお馴染みの人気女優の真田美幸の登場だった。

「ぷっ！あははは。」

美幸の姿を見て笑いが出てしまった。

「ちょっとおじさま？！いま私を見て笑ったでしょ？！」

「だって中学生なのにサングラスなんてかけてアンバランスなんだもの。」

「し、しょーがないでしょー！事務所になるべく人目に付かないように言われてるんですー！」

「それにしても似合わないよー」

「おじさまったらヒドいー！」

「あはははは。」

「おーじーさーんー！」
「おーじーちゃーんー！」

梨果と美月に威圧される。

「な、なんでしょう、お二人さん…？」

「「イチャイチャするなーーー！！！」」

「は、はい、スミマセン…」


「おーい、おいてくぞー！」

真田氏が先頭を歩く。
駐車場から砂浜に降りると灼熱地獄だ。

(あ、暑い…)


「いらっしゃい！海の家１人1,500円で温水シャワーにコインロッカー無料だよ！」

たくさん立ち並ぶ海の家から客を得ようと声を掛けられうっとおしい。しかしその前のビーチに陣取るにはこうした海の家に“所場代”を払わないと何かと面倒なのだ。

「じゃあ8人お願いします。」

「はいよ！8名様ご案内！更衣室は奥ね！」

「着替えよ着替えよ！」

３人娘は早速更衣室へと入って行った。

「美幸さんも水着になるの？」

「もちろん！そのために来たんですから。」

そう言い微笑みを残して美幸も３人娘を追って更衣室に入って行った。

(うはぁ、今日はいい日だ…)

「うはぁ、今日はなんていい日なんだ…」

友也は私と同じ思いを声に出していた。

「何だあんたら、まだ着替えてないのかよ。」

早くも水着姿の真田氏と富山氏。なぜか富山氏は浮き輪を持っている。

「早いなおっちゃん達、張り切りすぎでしょ…」

(まったく、私が支払いをしている間に…）

「父さん、俺らも着替えようよ。」

「あ、ああ…」

私は海に入るつもりはないと再三言ったのだが、梨果が許してくれず先日水着を購入した。