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第5章 分析彼氏

突然名前を呼ばれて驚いた。


「…小山さん私の名前覚えててくれたんだぁ」

「えー！覚えてるよー！この前まで入院してたんだよね？…あ！具合大丈夫！？保健室行ってたでしょ！？」

「あぁ…うん…全然平気だよぉ」

「よかったー！あとねー琴美の事も下の名前で呼んでー」

「え？琴美ちゃん…？」

「うんっ！嬉しい！雨弱くなるまで教室で待ってよー？」


琴美ちゃんは表情豊かに喋っていて見ているだけでこっちまで楽しくなる。

教室で琴美ちゃんとお喋りをしながら雨が弱まるのを待った。

琴美ちゃんもこんなに明るくて良い子なのに意外と人見知りらしくて、お友達作りが苦手ということで結構気が合ってすぐに打ち解けられた。