この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘め事は月の輝く夜に、あなたと~後宮華談~
第4章 心のゆくえ
「明日の朝、宮廷を去るが良い。今宵はここでゆるりと寝め。予は別の部屋に行くとしよう」
 王が立ち上がった。
 もう一度、名残を惜しむかのように明香を見てから、静かに背を向けた。
 大きな背中が遠ざかってゆく。
 明香の脳裡に一つの光景がまざまざと甦る。
 十六夜の月明かりを浴びながら、カヤグムと笛を合わせたあの夜。あのまま息絶えてしまっても良いとすら思った、至福の夜だった。
/316ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ