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幼なじみのフヒト君
第4章 カラオケで
あれから数日。
相も変わらず、わたしたちの間に変化はない。
いつもの様に二人で登校し、二人で帰る。
たまに、わたしは友達と遊んで帰るのだが、この日はたまたまそんな仲間たちとカラオケに行く事になった。
「不日人、わたし帰り咲たちと遊んで帰るわ。」
「うん、わかった。」
一緒に帰れない事を伝え、学校を後にする。
うちの学校は私服登校可である。わたしは、不日人の趣味に付き合うことが多い為、ほとんど私服で登校している。
もちろん不日人もだ。
制服ももちろんあるが、滅多に着ない。
なのでそのまま出かける事が容易だ。
わいわいと騒ぎながら、カラオケに入る。
先輩は咲の部活仲間で、わりと皆と仲がいい。
イケメンな先輩たちはなかなか人気もあるのだ。
聖先輩と要先輩。
うちの学校でも一二を争うほどだ。
わたしの仲間で、咲の他に優花と言う子がいるのだが聖先輩を狙っている。
先輩達と仲良くなれて、彼女は咲、様様らしい。
一方、咲は先輩達には目もくれない。
変態のセンサーには引っ掛からないらしい。