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幼なじみのフヒト君
第6章 そして…
その夜、夕食を終えた私達はリビングで寛いでいた。
ピンポーン
チャイムがなり、わたしは玄関に行く。
「はーい、どちら様ですかー?」
「夜分にすみません。今日、隣に引越してきた坂本です。」
「はいはーい。」
鍵をあけ、来客を招き入れる。
「あ、今日引越してきました坂本です。よろしくお願いします。」
にこやかに挨拶をする女性。
その後ろに可愛らしい女の子が隠れていた。
「ご丁寧にどうも~。あら?お嬢さん?」
女の子に目をやると、恥ずかしそうに母親に隠れる。
「みなみです。ほら、みなみ!」
母親に背中を押され前に出ると、はにかみながらも
「みなみ、5さいです。」
と、手を開いて前にだした。
「まぁ、お利口ね~、うちにもみなみちゃんと同じ年の子がいるのよ。」
と、太一を呼ぶ。
「太一、みなみちゃんだって。」
「ぼくたいち!よろしくね!!」
元気にピースしていた。