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愛してるなんていらない
第16章 衝突

私が頷くとふっと百合が微笑んだ。
「ま、あんたも創もちゃんと前向いてんじゃん。」
「創?」
「知らなかった?あいつ、彼女できたんだよ。」
「....知らない..」
「同じ学部の子だって。告られてOKしたみたい。」
「..へー..」
良かったじゃん、そう言いながら、何だか胸がざわめいた。
(自分から突き放しといて嫉妬って最低じゃん。)
私は 想像以上に傷ついている自分に気づいてアホらしくなった。
ー昨日はごめんなさい。帰ってきたら話したいです。
連絡は出張から帰ってきてからで大丈夫です。
お仕事頑張ってください。ー
私が送るとすぐに返ってきた。
ー俺こそごめん。また連絡する。ー
それを見てパチンと携帯を閉じる。
それから出張中、本当に連絡が来なかった。
寂しさと諦めと失望感が私を襲っていた。
「ま、あんたも創もちゃんと前向いてんじゃん。」
「創?」
「知らなかった?あいつ、彼女できたんだよ。」
「....知らない..」
「同じ学部の子だって。告られてOKしたみたい。」
「..へー..」
良かったじゃん、そう言いながら、何だか胸がざわめいた。
(自分から突き放しといて嫉妬って最低じゃん。)
私は 想像以上に傷ついている自分に気づいてアホらしくなった。
ー昨日はごめんなさい。帰ってきたら話したいです。
連絡は出張から帰ってきてからで大丈夫です。
お仕事頑張ってください。ー
私が送るとすぐに返ってきた。
ー俺こそごめん。また連絡する。ー
それを見てパチンと携帯を閉じる。
それから出張中、本当に連絡が来なかった。
寂しさと諦めと失望感が私を襲っていた。

