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愛してるなんていらない
第19章 繋想
「寒いかもしれないけど、これだけでも…」

創は落ちていたコートを私に被せて前を閉めた。

「下は....我慢して。」

「うん..」

そういって私は立ち上がった。

「あ..」

タラーッと足の間から白い液体が流れてくるのに気づき、すぐに隠した。

しかし創は見逃さなかった。

「もしかして..お前それ..」

「....薬..飲んでるから大丈夫だよ。」

思わず顔をそらせてしまう。
すると創は黙って洗面台に私を引っ張って行き、しゃがみこんでバシャバシャと水をかけた。

「寒いよ創..」

「我慢して。」
静かな声に私は黙った。

「..咲..ごめん、ちょっと我慢して。」

「え....んぁっ..」

創は指を突っ込み中を掻き出し始めた。
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