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愛してるなんていらない
第20章 愛欲
耳で、目で、全身で創を感じる。

その度に私は駆け上がっていく。

「..あぁっ..もうっ..!」

私がそう漏らすと、奥まで腰を突き入れた。

「咲....イって..おれも..もう..」

結合部分から聞こえる音と二人の荒い息づかいか響く。

「ん..!」

(創..私は..)

うっすら目を開ける。

伝えたい。

創が愛しい。

「そぉ..すき..ん..あぁぁ!!」

私は身体を反ってイった。

その言葉に私の中で創が大きくなり、ひくつく私の上で

「くっ..咲...俺も...」

と呟くと、ズッと引き抜きお腹に出した。

ドピュピュピュ!

「くぅ....」

そのまま倒れ込む。

優しく抱き寄せられる腕の中で私はゆっくりと呼吸をした。

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