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愛してるなんていらない
第21章 愛してるなんていらない
「そっか....」

洋一さんはうなだれて呟いた。

「ごめんなさい..本当に..私、」

私と洋一さんはカフェにいた。

出張から帰った次の日で、疲れもあるのに来てくれたのだ。

「中途半端で....洋一さんがいるのに..」

「..いや、俺も悪かったと思ってる。
…出張中ずっと考えていたんだ。
確かに...初めて声をかけたのは咲ちゃんがアイツに似てたからで….あの日家に上がっても、そっくりだから自分を抑えるのに必死で....」

「....」

「初めは正直アイツに重ねてた。でもどんどん咲ちゃん自身に惹かれてたよ。ただ..付き合った時間が長すぎてなかなか切り離せなかったんだ..ごめんね。」

洋一さんは私を見て申し訳なさそうに笑った。

「ううん。謝らないで。私も..ちゃんと自分の気持ちも洋一さんの気持ちも考えられなくて..」

心から謝った。

私は洋一さんのせいにして、自分を正当化した上 他の男を選んだ。

そんな私に謝る洋一さんの姿に余計に胸が苦しくなる。
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