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双り
第8章 すずちゃん
…一階に降りて、キッチンを覗くと、りんちゃんは食器を用意しているところだった。

「りんちゃん、どうかしたのー?」

私の声を聞いて、りんちゃんはこちらを振り向くと、少し照れたように笑った。

「…えと…、用事は無いんだけどね?」

そう言って作業に戻るりんちゃんに、「ねえ」と声をかけた。

「私も手伝っていい?」

「うんっ」

りんちゃんは満面の笑顔で答えてくれた。
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