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想い人
第5章 新たな想い人

チュッ
私の髪に透也の唇が触れる。
泣き顔なのも忘れて顔を上げれば、透也は私の涙を指で掬った。
唇同士が重なり合う。
何度も…角度を変えて、リップ音が響く。
「と…やっ…」
激しくなるキスに、透也の胸にしがみついた。
コトッ
私の手から滑り落ちたシュシュ。
硬いものが落ちた音がして、慌てて床を見る。
コロコロと転がるリングを、透也が拾い上げた。
「え……これ指輪?」
さっきシュシュに嵌められていたリングだ。
てっきりシュシュの飾りだと思ってたのに……。
「鈍感美空」
そう言いながら、透也は私の手を開かせ、その上に指輪を置いた。
指輪をそっと持ち上げる。
オシャレなデザインのプラチナリング。
内側には、私の誕生石と文字が彫られている。
”Eternally -T to M-”
「……透也っ‼︎ 」
ガバッと透也に抱き着く。
「これからも、ずっとずっと透也の隣にいたいっ‼︎ 」
Eternally……”永遠に”
私の髪に透也の唇が触れる。
泣き顔なのも忘れて顔を上げれば、透也は私の涙を指で掬った。
唇同士が重なり合う。
何度も…角度を変えて、リップ音が響く。
「と…やっ…」
激しくなるキスに、透也の胸にしがみついた。
コトッ
私の手から滑り落ちたシュシュ。
硬いものが落ちた音がして、慌てて床を見る。
コロコロと転がるリングを、透也が拾い上げた。
「え……これ指輪?」
さっきシュシュに嵌められていたリングだ。
てっきりシュシュの飾りだと思ってたのに……。
「鈍感美空」
そう言いながら、透也は私の手を開かせ、その上に指輪を置いた。
指輪をそっと持ち上げる。
オシャレなデザインのプラチナリング。
内側には、私の誕生石と文字が彫られている。
”Eternally -T to M-”
「……透也っ‼︎ 」
ガバッと透也に抱き着く。
「これからも、ずっとずっと透也の隣にいたいっ‼︎ 」
Eternally……”永遠に”

