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想い人
第8章 【続】第三章・勘違いの想い人

「美空……」
そっと、美空の頬に触れる。
ぼんやりと俺を見つめる美空の潤んだ瞳。
……美空はいつから気付いてた?
何で、俺に相談しないんだよ?
言いたい事はたくさんあるのに、苦しげに顔を歪める今の美空には言えない。
「透也…迷惑…掛けてごめんね……」
美空の体温がいつもより高い気がする。
─────俺がもっとしっかりしないと。
「あの、お父さんにはいつなら会えますか?」
俺は、美空の母親を振り返る。
「えっ⁈ お父さん⁉︎ 」
唐突だったからか、美空の母親は上擦った声で答えた。
「今はまだ仕事中なので、改めてご挨拶に…」
「ダメダメ!」
「そっ…そんなのいいよ!」
俺の言葉を遮り、美空の母親と美空が全力で止めた。
そっと、美空の頬に触れる。
ぼんやりと俺を見つめる美空の潤んだ瞳。
……美空はいつから気付いてた?
何で、俺に相談しないんだよ?
言いたい事はたくさんあるのに、苦しげに顔を歪める今の美空には言えない。
「透也…迷惑…掛けてごめんね……」
美空の体温がいつもより高い気がする。
─────俺がもっとしっかりしないと。
「あの、お父さんにはいつなら会えますか?」
俺は、美空の母親を振り返る。
「えっ⁈ お父さん⁉︎ 」
唐突だったからか、美空の母親は上擦った声で答えた。
「今はまだ仕事中なので、改めてご挨拶に…」
「ダメダメ!」
「そっ…そんなのいいよ!」
俺の言葉を遮り、美空の母親と美空が全力で止めた。

