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リヴァイ兵長は選べない人
第8章 繋がり
そしてゆっくりとリヴァイの中で細かい律動を始めた。
全身の汗が噴き出す。体中を快感が駆け巡る。
エルヴィンはこんな感覚を味わうのは初めてだった。
ギュウギュウと締め付けられ腸壁に吸い付かれ、すぐに限界を感じた。

「クソがっ、さっさとイっちまえ…く、はぁ…ああ」
「く…出すぞ…」

腰を掴み、より一層打ち付けながらエルヴィンはリヴァイの中で果てた。
ビクビクとひくつかせながら、欲望を全て放ち切った。

「はっ…すげぇな、お前の出てるのがわかった…」

エルヴィンは照れ臭そうに苦笑いをすると自身を抜き取った。
抜くだけでも刺激になるようで、リヴァイは大きく身体をビクつかせた。
リヴァイの横に寝そべると強く抱きしめる。

「苦痛を味あわせて済まなかった。でもお前とやっと繋がれた…」
「あぁ、とうとう繋がっちまったな…」

リヴァイも内心、この一線をいつか超える日が来るのではないかとは感じていた。
でもいざそうなってみると、思っていた以上に快楽と苦痛が隣り合わせだと痛感した。
エルヴィンは何度もリヴァイの頭を撫で、そしてついばむ様にキスをしてくる。

抱いて改めてエルヴィンは実感したのだ。
リヴァイがたまらなく愛しいと。
離れがたい存在だと…
でもそれは口には出さず、ずっとリヴァイを抱きしめていた。




そして翌朝、身体を酷使したせいか、リヴァイが熱を出し、
昨晩とは逆の立場になり、エルヴィンがリヴァイを介抱しながら帰路へ着いたのだった。
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