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夜まで待てないっ!
第5章 動き出す感情

冬真の少し後ろを早足で追いかけ、角を曲がったところで差を詰める。



「正木君・・・冬真くん?


     どうしたのその顔?! 何かあったのね?」


少し息を切らし、麻未はその背中に声をかけた。



びくっとして後ろを振り返った冬真の顔は、


いつもの輝く笑顔は消え失せ、暗い影を宿していた。



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