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第5章 動き出す感情

「もう・・・分かったわ、おばさんの余計な心配だったわね、じゃ・・・」



立ち止まって踵を返そうとした麻未の腕を、

冬真はいきなりつかみ、引っ張りながら歩き出す。



「え、ちょっと何をするの冬真くん・・・あっ！」



不意にビルの地下へと連れて行かれ、黒いドアを乱暴に開け放つ冬真に、少しびっくりする。