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第5章 動き出す感情

正木　冬真は綺麗になった床を確認し、ソファに座った。


「これぐらいで良いかしら？

　はぁ、汗をかいたわ、コーヒーもう一杯良いかしら？」



「ありがとうございます、麻未さん、決断が速くて・・・


優しい人ですね・・・どうぞ、お酒は出せませんが、コーヒーぐらいいくらでも」


麻未もソファに座り、渇いた喉を潤す。