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第5章 動き出す感情

「僕も同じ気持ちだと思います、麻未さん。


仕事の事、こんなに真剣に聞いてくれるの、麻未さんが初めてだった。

抱きしめたいと強く思った女性も、あなたが初めてだ。


運命の人なんだと・・・勝手に思ってます、ごめんなさい・・・」



「あはは、運命だなんて・・・若いのに随分大胆な・・・ふぅ。


ま、悪くないわね、私だって罪を犯してるんだし？


少しは気分良くさせてほしいわｗフフッ・・・」


麻未は笑顔になり、冬真の手を握りしめた。