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夜まで待てないっ!
第2章 陶芸教室
「麻未さん、ご主人出張多いわね~?寂しいんじゃない?」
珠喜は早いピッチで生ビールを空けながら、話題をあちこちと振る。
「ええ、まあ寂しい事はないけどw
こうして皆さんにお誘い頂くようになってから、本当に日々充実してます」
麻未は最近の日々を振り返り、本音で感謝の意を伝えた。
麻未の夫、隆生(たかお)は、中堅の食品卸の会社に勤めており、
仕入れの責任者をしている。
肩書は専務、同族会社であり、兄が社長をしている。
裕福とは言えないが、それでも麻未は仕事を持たず、必要な物は我慢しなくても買えるだけの収入はあるのだ。