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夜まで待てないっ!
第7章 夏の扉


「ああっ!


 もうびっくりしたわ・・・ちょっと冬真クン?


     どういうつもり・・・」



何と、すれ違って帰ったはずの冬真が、麻未のFIATの後部座席に隠れていた。



「早く出さないと・・・人に見られますよ?

・・・あ、僕が運転しましょう♪」



そう言うと冬真は、運転席に飛び移り、バックミラーの位置を合わせ始める。



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