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夜まで待てないっ!
第8章 夢のお城



     ***


「・・・未さん?・・・麻未さん! 大丈夫?!」


肩を揺り動かされ、ソファに崩れ落ちていた麻未は、夢の国から舞い戻った。



「あ・・・私、意識が飛んで・・・はぁ・・・」


ぼんやりとした顔で、麻未は冬真にキスをせがんだ。



「ん・・・麻未さん・・・息が細くなって・・・心配しましたよ?」


冬真はびっくりした顔になり、麻未の目を覗き込んだ。



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