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夜まで待てないっ!
第9章 真夏の珍事


麻未は冬真がすぐ横に座っていることを意識し始め、心が落ち着かなくなってくる。



「あ、そこ斜め左・・・はい、そこ右に入って」


言われるままに車を走らせると、いつの間にかホテルの駐車場に入っていた。



「え?え?・・・冬真くん、道を間違えてるわよ?!」


麻未は不安顔で、冬真へ顔を向ける。




「麻未さん・・・これで合ってるんですよ? さあ、降りましょうか」



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