この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜まで待てないっ!
第9章 真夏の珍事
「じゃ、次は・・・水曜日かな?
ありがとうございました、また一緒に楽しみましょ?
・・・いや、お店ね♪」
冬真は麻未に軽くキスをして、車を降りて行った。
(まぁご機嫌だ事・・・冬真くん・・・私はもう、あなたの虜よ?
・・・置いてかないでね・・・若くないこの私を)
少し胸が切なくなった麻未だが、とろんとした体に満足感が宿り、
またしっかり前を向いて走り出す。
夏の日差しが、麻未の横顔にハレーションを映す。
ため息の出る様な・・・熱い想いが、麻未の心をかき乱す。