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夜まで待てないっ!
第11章 雪の降る街


「・・・少し、歩きましょうか?」

のどかな風景の中、二人はしばらく黙ったまま、歩く。



「あの・・・麻未さん?

 まずは謝りますね・・・あんなに自宅に近いところで・・・

会うなんて、僕が甘すぎました、ごめんなさいっ!」


冬真は腰を折り、深々と頭を下げる。



「いやそれは私が・・・悪いの。

夫がいるのに大胆に・・・罪は私にあるのよ?


冬真くんは何も・・・」



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