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夜まで待てないっ!
第11章 雪の降る街


「この街・・・冬になるとだいぶ雪が降るみたいですね?


そんな雪景色の中の・・・麻未さんも見たいな。


じゃ、僕は行きますね? お店の時間に間に合わなくなる・・・」


冬真はくるっときびすを返し、麻未に背を向ける。



「あ・・・あ・・・冬真くん・・・」



何かに弾かれた様に、麻未は走りだし、冬真の背中にしがみついた。




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