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夜まで待てないっ!
第1章 逆光線

「・・・そうですが、あなたは?!」

一番よくしゃべる珠喜が、少し不審そうに尋ねると、

男は少し腰を低くたたんで、応えた。



「立ち聞きの様で、失礼しました。


僕はあの教室のオーナーの友人でして・・・


同じ赤坂見附の近くで、飲食店に勤めている者です」



男はスチールの名刺入れから名刺を珠喜に渡した。

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