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第4章 優しいキスをして

（なんで・・・こんな自宅のすぐそばで私は・・・はんんっ！）


耳の輪郭に沿って、爪でなぞられる。



麻未の脳内の真ん中に、小さく火花が散り始めた。


（だ・・・め・・・なのに・・・あぁ・・・）



舌先で歯の裏をなぞり、舌の横を強く吸われる。


頬が上気し始め、息遣いが荒くなる。



耳の穴の入り口を、小指でくすぐられる。