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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第1章 一つめの恋花 春の夢 其の壱
 清七があの頃のことを思い出し、再び暗い気持ちになった時、ふと橋の上に浮かび上がる人影に気付いた。朱塗りの小さな橋の上に立ち、川面をじいっと見つめる女。十六夜の月が女の姿をくっきりと照らし出している。
 年の頃は恐らくは二十歳くらい、色の白いなかなかに整った面立ちの女で海老茶の麻の葉模様の着物に紺の帯を締めている。
 その思いつめたようなまなざしの険しさが、一瞬、清七の記憶の中のおみのと重なった。
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