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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第5章 二つめの恋花 恋紫陽花 其の壱
 兵太を失ってからというもの、兵助はお民に優しくなった。以前はよく些細なことで夫婦喧嘩をしていたものだった。売られた喧嘩は必ず買う―というようなところが兵助にあったのだが、お民が突っかかっていっても、前のように一々怒り出すことはなくなった。むしろ、小さなことで苛立つお民を幼子のようになだめ、優しい眼で見つめている。
 そんな亭主の姿を見るにつけ、お民はいつまでも自分ばかりが哀しみに浸ってもいられないと思うようになった。
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