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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第8章 三つめの恋花 桜いかだ 其の壱
 まとまった生活費は倅夫婦のところから定期的に送られてくるので、少々、店賃の支払いが滞ったからといって特に厭な顔をするわけでもない。というより、元々、欲のない人柄ではあるらしく、若い時分に商売に精力的であったのも金儲けのためというよりは、金と物と人を動かすことそのものが面白くてならなかったらしい。
 恐らく、徳平のような男を根っからの商人(あきんど)と呼ぶのだろう。穏やかな人柄の徳平は、店子たちから慕われていた。
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